お客様にとってピッタリの書き味を見分けるには
「書きよい」「書きにくい」という書き味を生み出す最大のポイントはペン先にあります。その他にも、ペン先の字幅、弾力、インクの量、軸の長さ、重さのバランス、軸の太さなどが関係してきます。そして、万年筆を持つ位置、角度などは人それぞれです。お客さまの手になじむ万年筆を選んでいただくためには、今まで使っていたペンの太さや重さを聞き、持つ時の癖を注意深く見ることも大切です。
万年筆を持つ位置で好みを見分ける
位置 | 筆圧 | 字の大きさ | ペン先の好み |
---|---|---|---|
胴軸 | 弱い | 大きい | 柔らかく太目のペン先 |
首軸 | 普通 | 普通 | 普通のペン先 |
ペン先に近い | 強い | 小さい | 硬めの細いペン先 |
あくまで目安となります。筆記速度の速い方には、当てはまらない場合もあります。
国産品と舶来品との違い
万年筆はアメリカで発明されました。日本の文字には縦書き・横書きやトメ・ハネ等アルファベットにはない特徴があるため、日本の文字を書くには舶来品より国産品の方が適しているとの評価を頂いています。
軽い筆記具と重い筆記具ではどちらが書きやすい?
お好みによりますが、筆記する際にバランスが悪いと疲れます。キャップを後ろに差して、ご自分の手に合ったバランスの良い商品を選びましょう。